Mac 外付け HDD に Windows をインストールする方法

外付け HDD に Windows8.1 をインストールする方法


BootCamp は、内蔵ストレージにしかインストールができません
MacbookAir など、内蔵ストレージの容量が少ない場合は
BoorCamp を使用して Windows をインストールすると
Mac,Windows とも容量が少なくなってしまいます。
そこで、外付けHDDに Windows をインストールする方法です。
(※外付け HDD だと遅いので SSD がおすすめです)
作業は WindowsPC で行っています。
( Windows10 を推奨、Win7,8 などは Windows ADK for Windows10 入れる必要あり)


1.Windows のインストールメディアよりインストールイメージを抜き出す。


 インストールメディアに格納されている下記ファイルを WindowsPC にコピー

 Windows インストールメディア:\Sources フォルダ内の
 install.wim もしくは、install.esd を WindowsPC の C:\ にコピー

 ※ wim か esd かはインストールメディアによって異なります。



2.Windowsインストールに使用する、外付け HDD/SSD を設定


 WindowsPC に外付け HDD/SSD を取り付けます。

 コマンドプロンプト(管理者)を実行します。

 次に下記コマンドで DiskPart を起動します。

disk part

 list disk と入力し、外付け HDD/SSD のディスク番号を確認します。

 (例)
 disk 0 64GB (内蔵ストレージ)
 disk 1 500GB (外付け HDD/SSD )

 容量でおよその目安はつきますがディスクの番号は間違わないように注意
 今回は disk 1 が外付けになるため、次のコマンドを実行

select disk 1

 次に、外付け HDD/SSD を次のコマンドで、一旦初期化し GPT パーティションに変更

clean
convert gpt

 UEFI 起動用のシステムパーティションを作成
 (ドライブレターは任意、今回は U で設定)

create partition efi size=256
format fs=fat32 quick label="EFI"
assign letter=U

 Windows インストール用のパーティションを作成
 (ドライブ名は任意、今回は W で設定)

create partition primary
format fs=ntfs quick label = "Windows"
assign letter=W

 DiskPart を終了

exit



3.外付け HDD/SSD に Windows インストールイメージを適応する。


 install.wim(esd) を外付け HDD/SSD に展開

 C:\install.wim がある場合以下のコマンドで適応

dism /apply-image /imagefile:C:\install.wim /index:1 /applydir:W:\

 ( C ドライブにある install.wim を W ドライブに展開)

 install.esd の場合は、下記コマンドになります。

dism /apply-image /imagefile:C:\install.esd /index:1 /applydir:W:\

( C ドライブにある install.esd を W ドライブに展開)


 次にブートの設定を実施

bcdboot W:\Windows /l ja-jp /s U: /f UEFI

 DiskPart を終了

exit



4.Bootcamp 用のドライバを外付け HDD/SSD にコピー


 Mac で Bootcamp を起動しメニューの ”アクション” から
 Windows サポートソフトウェアをダウンロード でダウンロードできます。
 ダウンロードしたファイルを外付け HDD/SSD にコピーしておきます。


5.Mac に接続し Windows のインストールを開始


 外付け HDD/SSD を Mac に接続
 Option キー を押しながら電源を入れ
 ブート選択メニューが表示されたら EFI boot を選択し起動
 Windows のセットアップを続けます。
 (何度か再起動されます。毎回 Option キーで 外付けHDD/SSD( Windows )を選択)
 インストールが完了したら、先ほどダウンロードした
 Bootcamp 用 Windows サポートソフトウェアをインストールします。


 ※補足※

 Windows を起動する場合は、必ず option キーを押しながら電源 ON
 サポートソフトウェアの Setup ファイルにエラーがでることがあります。
 その場合、手動でドライバをインストールする必要があります。

 コマンドプロンプト(管理者)にて
 BootCamp5\Drivers\Apple\BootCamp.msi を以下コマンドで実行

msiexec /i C:\BootCamp5\Drivers\Apple\BootCamp.msi

(※ C ドライブ直下に置いてある場合)でインストールが始まります。

 ※注意事項※

 Apple の正式な方法ではありません
 Mac 種類や Windows バージョンによっては、不具合が出る可能性があります。

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